自分で自分の可能性を決めつけるな!いつだって可能性は無限なんだ!

☆輝く未来ビト☆ No.2755
【自分で自分の可能性を決めつけるな!いつだって可能性は無限なんだ!】

高校2年のある日、
僕は教室で友人を待っていた。

すると、ワシントン先生がふいに現れ、
ぼくに黒板に書いてあった問題を解くように言った。

ぼくは「できません」と言った。

「どうして?」

「だって、ぼくは先生の生徒じゃありません」

「そんなことは関係ないよ。いいからやりなさい」

「できません」

「どうしてできない?」

ぼくは困って口ごもった。

「だってぼくは、学習障がい児ですから」

先生はつかつかと歩いてくると、ぼくの顔を見つめていった。

「二度といまの言葉を言ってはいけない。自分の価値を他人の評価で決めてはいけないんだ」

― それはぼくにとって、目からウロコが落ちたような瞬間だった。

と同時に、屈辱的でもあった。

ほかの生徒たちが、ぼくのことばに笑ったからだ。

ぼくが落ちこぼれだということを知っていたのだ。

だが、先生のおかげで僕の心は自由になった。

そうだ!

他人が僕をどう思っていようと、

ぼくには僕の生き方があるのだ。

それ以来、ワシントン先生は僕の恩人となった。

当時の僕は二度も落第していた。

五年生のとき、学習障がい児と決めつけられ、

四年生のクラスに戻された。

中学二年のときにもまた落第した。

だから、この先生は僕の人生に

劇的な変化をもたらしてくれたことになる。

今にして思えば、この先生は

ゲーテの影響を受けていたのだと思う。

つまり、

「人を現存の姿だけで判断すると悪くしかならないが、
こうなれるかもしれないという見方をすると、あるべき姿になる」

というものだ。

カルヴィン・ロイドのように、ワシントン先生は、

「低い期待に向かって上がっていく人間はいない」

という言葉を信じて、生徒には

自分が大いに期待していることをはっきり伝えた。

生徒も、その期待に応えようと努力した。

ある日、先生が卒業生にスピーチをしているのを偶然耳にした。

先生はこう語っていた。

「きみたちは、内に偉大なものを秘めているのです。特別なものが備わっているのです。

自分自身のイメージをひとまわり大きく描いてみなさい。

自分はこの地球に何をもたらすことができるか、考えてみなさい。

他の人とは違う自分のよさ、特長はなにかを考えてみなさい。

そうすれば、大いなる歴史の流れの中で、この世界はかならず変わっていくでしょう。

ご両親はきみを誇らしく思うでしょう。

学校も、きみの住む町も、きみを誇らしく思うでしょう。

きみは何百万もの人々の生活を変えることができるのです」

先生は卒業生に向かって話していたのだが、

ぼくには自分に話しかけてもらっているように思えた。

スピーチのあと、生徒たちが立ち上がって

拍手喝さいを送ったのを憶えている。

そのあと、僕は先生に駐車場で追いついて言った。

「ワシントン先生、ぼくのこと覚えていますか? 先生のお話を、僕も聴きました。」

「ええ? きみは卒業生じゃないだろう?」

「わかってます。でも、先生がお話をなさったとき、講堂のドアから漏れて聞こえてきたんです。

あのお話はぼくのためにしてくださったようなものです。

先生、卒業生に向かって、

『きみたちは偉大なものを秘めている』

とおっしゃっていましたが、

ぼくにもあてはまるのでしょうか?」

「もちろんだよ、ミスター・ブラウン」

「じゃあ、僕が英語も歴史も落ちてしまって、

夏休みも補習授業にでなきゃいけないっていうのは、

どういうことなんでしょうか?

先生、ぼくは他の人より覚えが悪いんです。

兄や姉みたいに頭が良くないんです」

「そんなことは関係ない。

他の人よりがんばればいいだけなんだ。

成績で人格が決まるわけでも将来が決まるわけでもない。

きみの将来はこれからのきみ次第だ」

「ぼくは、母に家を買ってやりたいんです」

「それだって可能だよ。ミスター・ブラウン。きみにはできるさ」

と先生は行きかけた。

「ワシントン先生!」

「なんだね?」

「あの、ぼく、やってみせますから。覚えておいてください。

ぼくの名前を。いつの日か有名になってみせます。

『あれは自分の教え子だった』って先生が自慢できるようになってみせます。

ぼく、やります、先生。」

それまでの学校生活は、ぼくにとってまさに苦闘そのものだった。

進級できたのは、ぼくが不良ではなかったからだ。

ぼくは素直な生徒だった。

明るくて行儀がよく、まじめな生徒だった。

だから進級させてもらえたが、

これは決してぼくのためにはならなかった。

だが、ワシントン先生は違っていた。

ぼくに要求した。

きちんと責任をもたせた。

しかも、ぼくがそれに応えられると信じさせてくれた。

翌年、ぼくが養護学級の生徒であるにもかかわらず、

先生の授業をとることができた。

ふつう、養護学級の生徒は演劇の授業を受けることができない。

だが、学校には特別に僕が先生のクラスに入ることを許してくれた。

ぼくと先生の信頼関係や、先生の強い影響で

ぼくの成績が上がってきたことを、校長もわかってくれたのである。

演劇の地方公演について行くためには、

優等の成績を取らなければならなかった。

この地方公演について行きたさに、

ぼくは生まれて初めて優等の成績を取った。

ぼくにとっては奇跡的な快挙だった。

ワシントン先生は、僕が自分に対して持っていた固定観念を壊してくれた。

劣等感や屈折を乗り越えさせ、大きな望みを抱かせてくれた。

後年、ぼくはテレビで特別番組を5本プロデュースするまでになった。

その一つ、「報酬」がマイアミの教育テレビで放映されたとき、

友人たちが先生に電話をして知らせてくれた。

デトロイトにいた僕が電話のそばで待ち受けていると、

先生から電話がかかってきた。

「どなたですか?」

「言わなくてもわかるでしょう?」

「ああ! ワシントン先生! あなたでしたか」

「きみは本当にやったじゃないか!!!! なぁ!!!」

「はいっ!!!! 先生、やりました!!!」

(『こころのチキンスープ3』ジャック・キャンフィールド&マーク・V・ハンセン共著より)

たった一人だけでいいんだ。

心の底から、可能性を信じてくれる人がいること、

それが、どれほどの勇気となることか。

そして、そのことが、

どれほど、未来を明るく照らしてくれることか。

-*-*-今日の輝く言霊-*-*-

過去を清算して
新しく出発するのに、
遅すぎることはないのだ。

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今日もご覧頂き、ありがとうございました♪

誰もが人生の主人公!
誰もが生まれながらに主体的でクリエイティブ!
誰もが生まれてきた意味がある!
誰もが無限の可能性を持っている!

今日も、あなたのことを心から応援しています。
ヾ( ̄ー ̄ゞ)))(  ̄ー ̄)尸フレーフレー

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