子どもの問題行動を親が叱っても意味がない!? 叱ることの2つの問題点と代替案

ハッピー・メンタルコーチのたきざわです。

No Smile,No Happiness!!

☆輝く未来ビト☆ No.2284

【子どもの問題行動を親が叱っても意味がない!?               叱ることの2つの問題点と代替案】

お子様のをお持ちのお母さんやお父さんたちは、

子どもと向き合いながら日々を過ごしていると思います。

私もそうです。

そして、我が子への愛情があるからこそ、

「立派な子に育ってほしい」

「元気で健康に過ごしてほしい」

「明るく人の気持ちを大切にできる子に育ってほしい」

欲を言えば、

「運動も勉強もしっかり頑張って、社会に出ても困らないように・・・」

そんな様座な願いや想いがあると思います。

だからついつい、子どもの問題行動を見たり、

大人の私たちの目線から見て間違った発言や行動、

忙しく働いている親御さんなら、

言う通りに動いてくれない子どもにイライラして、感情的になってしまったり、

何とか、言うことを聞いてもらおうと、ニンジンをぶら下げたり、ちょっと脅してみたり・・・。

そんな風に、親も毎日、子どもと向き合いながら、葛藤の日々を過ごしています。

ところで、、、、、

子どもに、どのように育ってほしい、と願っているでしょうか。

本質的に、どのような大人になってほしい、と、

目的や目標、方針を持っているでしょうか。

私自身は、

「自分自身で物事を判断し、行動し、チャレンジし、いろんな体験から学び、どんな環境でも、自分で自分の人生を創っていける自立した大人」

に成長してほしいと思っています。

子どもの問題行動に対して「叱る」ことの2つの問題点

いまだに書店で売れ続けているベストセラー本『嫌われる勇気』

著者で哲学者の岸見一郎さんが、アドラー心理学をベースにして、

青年と哲学者のやりとりを問答形式で記したもので、

『幸せになる勇気』と合せて読んで頂きたい本です。

何を隠そう、私も『アドラー心理学』に人生を救われた一人であり、

私の修得したコーチング技術も、アドラー心理学をベースにしていますので、

根っからのアドレリアンでもあります。

そんな岸見一郎さんは、

「子どもが問題行動を起こした時に叱るのは2つの問題点がある」

といいます。

「どうして何度も同じことを注意しても直らないのか」

「“怒る”のはダメだから、“叱る”と良いと思って叱ってるんだけど治らない」

「子どもが言うことを聞いてくれなくて困っている」

そんな想いを一度でも経験したことのある方は、

ぜひ、アドラーの考え方に触れてみてください。

*※*※*※*※*※*※*※*

子どもが問題行動を起こしたら親は何をするか。

きっと「叱る」という行動に出ると思います。

ところが、叱っているにも関わらず、子どもは改善しません。

毎日毎日、同じように子どもは問題を起こして親は叱ります。

この時、何度叱っても、子どもが行動を改善しないのであれば、

それは、叱り方が足りないのではなくて、

「叱る」という方法そのものを改善したほうがいいと考えてください。

なぜ、叱っているのに、子どもたちが言うことを聞かないのかというと、

子どもたちは自分の行動を完璧に理解しているからです。

いわば確信犯なのです。

ですから、子どもを叱っても問題は解決しないということです。

「叱る」という行為には二つの問題点があります。

一つは、親と子どもの関係が遠くなってしまうことです。

関係が遠くなると、子どもはもっと言うことを聞いてくれません。

もう一つは、子どもが親の顔色を伺うようになることです。

親の顔色を見て自分が行動するかどうかを決めるようになります。

自分から進んで何かをしたり、独創的なことをしたりするような子どもにはなりません。

【叱られるか叱られないかで行動するのを決める】

のではなくて、

【自分で自分の行動の適否を判断して行動できる】

子どもになってほしいです。

これら二つの問題があるので、

『親は子どもを叱っても意味がない』

というわけです。

*※*※*※*※*※*※*※*

(みやざき中央新聞 2016年10月号掲載 岸見一郎先生の講演録より)

めっちゃ、なるほど~って、思いませんでしたか??

では、

『怒るのもダメ、叱るのもNG』

というのであれば、いったいどうすりゃいいんですか?

岸見先生!! 教えてください!!

怒るのでも叱るのでもなく、親が子どもに出来ること

では、叱らないのであれば、親は何をすればよいのでしょうか。

私(岸見さん)の息子が2歳の時、

ミルクの入ったマグカップを持って歩きながら飲もうとしていました。

大人ならそれを見て、次の瞬間に何が起こるか予測できますよね。

多くの親は、

【何も起こらない段階で】

その行動を止めようとします。

もちろんこのミルクがとても熱くて火傷をすることが分かっているときや、

それがガラスのコップであれば止めないといけないと思います。

そういった危険はなかったので、僕が何も言わず見ていると、

息子はミルクをこぼしてしまいました。

この時、僕は叱らずに、

「どうしたらいいと思う?」

と聞きました。

息子は、

「分かってる。雑巾で拭く」

と言って、雑巾で床を拭きはじめました。

このような時、

親が子どもの代わりに雑巾で拭くことがありますが、

そうすると子どもは

「自分が何をしても親が尻拭いをしてくれる」

ということを学んでしまいます。

そして僕は、同じ失敗を何回も繰り返されては困るので、息子に

「次からこぼさないようにするにはどうしたらいいと思う?」

と聞きました。

息子はしばらく考えて、

「座って飲む」

と答えました。

そこで僕は、

「じゃあ、これからは座って飲んでね」

と言いました。

これで一件落着です。

この間、全く叱っていませんし、

自分の失敗の責任は自分できちんと取れる、というわけです。

*※*※*※*※*※*※*※*

(みやざき中央新聞 2016年10月号掲載 岸見一郎先生の講演録より)

すごいわかります♪

ついつい、子どもが考えるように関わるのではなく、

親が先に、答えを教えてしまいますよね。

でもそうすると、子どもは考えなくなる。

岸見先生は言います。

子どもたちが親の言うことを何でも聞き、

言ったことを受け容れてくれるのであれば、

子育ては難しくありません。

しかし、そうではないから、子育ては難しいのです。

ですから、まずは親が子どもたちの行動を理解し、

どのように対処していけばいいかを知ることが大切です

「親の言うことを聞かせること」と、

「素晴らしい大人へ成長していくこと」

はイコールではないですよね。

でも、ついつい、「言うことを聞かせる関わり」をしてしまう。

とても考えさせられるお話です。

日本ではあまり知られていませんでしたが、

アドラーは心理学の三大巨塔の一人です。

その影響は現代においても様々な人、考え、理論まで影響を及ぼしています。

そして、現代の日本で、『嫌われる勇気』がヒットしているのも、

多くの日本人の心理的な現状を表現していると言えます。

そんなアドラー心理学に、ぜひ触れてみてください。

“人生の幸せ”を手にするための、青本・赤本

【嫌われる勇気】

【幸せになる勇気】

-*-*-今日の輝く言霊-*-*-

「叱る」という行為には

二つの問題点がある。

一つは、

親と子どもの関係が遠くなってしまうこと。

もう一つは、

子どもが親の顔色を伺うようになること。

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今日もご覧頂き、ありがとうございました♪

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今日も、あなたのことを心から応援しています。
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