“素直”という意味について色々と考えてみた話

ハッピー・メンタルコーチのたきざわです。

No Smile,No Happiness!!

☆輝く未来ビト☆ No.2305

【“素直”という意味について色々と考えてみた話】

社会の中には様々な言葉が溢れている。

そして、「言葉」としては共通でも、その言葉の「定義」が異なることも多々見受けられる。

それが、人と人の間に誤解を生みだしたりもする。

一人ひとりは異なる存在であるにもかかわらず、

共通の言葉を口にするとなぜか「同じ定義である」と思い込んでしまう。

暗黙知もその中の一つかもしれない。

よく、世の中で「素直な人は成長する」という。

では、その「素直」とはどのような定義なのだろうか。

スポーツなどの優れた指導者たちも、伸びる選手の特徴として「素直であること」を条件の一つにする。

その「素直」という状態を定義づけるなら、

あるいは一般的に思われている「素直が良い」とされる「素直」の状態を定義づけるなら、

どのような状態のことを言うのだろうか。

そんなことを、湯船にだら~っと浸かりながら考えていた。

『素直』ということの持つ2つの視点

私たちはよく、ご家庭でも職場でも、社会でも、

「素直になりなさい!!」 とか、

「あの人は、ほんとに素直じゃないよね」 とか、

「採用の基準の一つは、素直であるかどうかです」とか、

「自分に素直に生きる」とか、、、、ふつうに あまり深く考えずに、使っている。

その「素直」には、2つの視点がある。

1つは、「自分への他人による評価としての“素直”」

2つ目は、「自分自身を偽らずにいる状態の“素直”」

おそらく、一般的には、

「○○さんは素直だ」「△△さんは素直じゃない!」

と、人から言われたり、言ったりするなどの

「他人の評価としての“素直”」のことをいう場合が多い。

そのイメージとしては、

「私のアドバイスをちゃんと聞いてくれ、“はいっ!わかりました!”と言ったり、行動したりする人」や、

「私がせっかくアドバイス・助言したのに、“それより~~の方がいいと思います”なんて言うのよ!」や、

「あの子は、(私の言う事を聞かないし、行動もしないから)素直じゃない」

なんていうパターン。

後者が一般的でないのは、

「自分が自分自身に対して、“わたしは素直だ”と評価すること」

を行うことが少ないからだと思う。

つまり、一般的に「素直」という言葉が使われるのは、

基本的に「他人による評価としての“素直”」ということになる。

ネットで 「素直な人の特徴」 などと検索してみると、

「素直な人に共通する○○個の特徴」などという記事がたくさん検索された。

それらに掲載されているものとしては、

  •  人を疑わない
  •  言われたことをそのままやる
  •  反論をしない
  •  素直な人は聞き上手
  •  他人との距離の縮め方が上手
  •  思っていることが表情に出やすい
  •  間違いや失敗をすぐに認める
  •  自分の気持ちに正直である
  •  他人との距離の縮め方がうまい

などだ。

基本的に、「他人からみた場合の(他人が評価する)“素直な人”」という視点だ。

辞書に掲載されている「素」「直」「素直」

では次に、辞書をつかって「素直」を調べてみる。

■素直の「素」

ひとすじずつ離れて垂れた原糸を表している。

意味は、

①より糸にする前のもとの繊維。蚕から引き出した絹の原糸。

②もと。人工を加えたり、結合したりする前の、もととなるもの。「要素」「元素」

③もと。人工を加えない本質。生地のままのさま。飾り付けのないさま。

④しろい。しろ。模様や染色を加えない生地のままのさま。また、そのしろい布。

⑤もとからの下地。もとからのつきあい。

⑥資産や金をかけていない。ただで。道具を使わずに。地のままで。

⑦もとより。もともと。はじめから。昔から。

⑧もとづく。生地のままに安んじる。そのままで安んじる。

⑨なま野菜。蔬菜(野菜、青物)」

一般的には「もとから」「人の手をあまり加えない本質」を指すものとされ、

「もとのままで」安定した調和のとれていることを表している。

■素直の「直」

まっすぐ目を向けることを示している。

意味は

「まっすぐ」にする、「すなお」、「曲折」をへずに「じかに」、「とのい、当番」、「その物や仕事に相当・あたいするねだん」、「すぐに」、「もとどおりにする」 など、多数。

■素直 ・・・ デジタル大辞泉(小学館)より

1 ありのままで、飾り気のないさま。素朴。

2 性質・態度などが、穏やかでひねくれていないさま。従順。「素直な性格」「素直に答える」

3 物の形などが、まっすぐで、ねじ曲がっていないさま。「素直な髪の毛」

4 技芸などにくせのないさま。「素直な字を書く」

5 物事が支障なく、すんなり進行するさま。

漢字一字ずつで調べると、「素直な人」とは、

『ありのままのその人の本質にまっすぐな人』

とまとめることができる。

辞書に記載された「素直」の意味も、

どちらかというと、自分自身への評価が基準になっている。

現実の世界における「素直」の現実

「はい!わかりました!」

スポーツ系の部活動を経験している人は、

監督が選手に対して指導や指示をしたときに素晴らしい返事を何度も聴いている。

ところが、その実、返事だけで、行動が伴わないということはとてもよくあることだ。

けれど、評価する人によっては、

言葉だけの「はい!」という素晴らしい返事に対して、

「こいつは素直だな」というレッテルと貼る人もいれば、

「実際の行動」を観て、「素直だ」という評価を下す人もいます。

他人からの評価が「素直な人だ」というレッテルでも、

自分自身の心の中が「素直な状態」でなく異なる考えの自分がいると、

自分で自分を苦しませることへもつながることも多々ある。

あなたは、「素直な人」の定義をどのように考えるでしょうか。

個人的に、僕自身は、(その関係性にもよりますが)

「言ったことを素直に聞き、実行する人」を素直とは思わないし、思えない。

自分自身がしっかりと考えているか、選択しているかどうか。

「自分自身の評価軸、選択軸で、自分で判断して、選択しているか」

そのことが、素直よりもなによりも大切だと思っている。

だから、素直かどうか、そういう判断基準や評価基準そのものを持っていないというか、

「素直かどうか」のレッテルを他人に対して貼らない、という表現なら伝わるでしょうか。

つまり、僕にとって素直とは、

自分自身に真っ直ぐかどうか

という意味合いの定義がもっともしっくりしている。

あなたも、あなた自身にとって「素直とは何か」も考えてみてください♪

そしてもっというと、世の中にある、あるいはあなたの身近な日常の中にある「暗黙知」などの定義についても、

自分自身で考えたり、他人の定義との違いをディスカッションしてみたり、

改めて、その言葉の定義について、グループで統一したり、ということへつなげてほしい。

「言葉の定義合わせ」 

これは以外に、組織やグループ、チームでも行われていないことだが、

これを合わせるだけで、チームやグループ内での共通言語の価値が変わってくるはずだ。

-*-*-今日の輝く言霊-*-*-

素直な心とは、

何物にもとらわれることなく

物事の真実を見る心。

だから素直な心になれば、

物事の実相に従って、

何が正しいか、何をなすべきかということを、

正しく把握できるようになる。

つまり素直な心は、

人を強く正しく聡明にしてくれるのである。

by 松下幸之助

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