私の“心”という「蔵」とそこから見える世界とは?

ハッピー・メンタルコーチのたきざわです。

No Smile,No Happiness!!

☆輝く未来ビト☆ No.2369

【私の“心”という「蔵」とそこから見える世界とは?】

前回の記事に引き続き、愛読している、みやざき中央新聞に掲載されていた、

京都・清水寺貫主 森清範(せいはん)さんのお話。

昨日は、[自分の心を御開帳してみると気づくこととは?]というテーマで、

「心」がすべての発信源 という内容でした。

今日はその、「心」の仕組み についてのお話を聞いてみましょう!!

人間の「心」の中に詰まっているものとは?

4,5世紀ごろのインドに「心」というものを大変熱心に研究したグループがありました。

これ瑜伽行派(ゆがぎょうは)と言います。

この瑜伽行派が「心」のことを、サンスクリット語で「アラーヤ」と呼びました。

それを中国の僧が 『蔵』 と訳しました。

つまり、人間の心は、『蔵』 のようなものだ、というのです。

蔵の中には

・昨日、今日入れた物

・随分前に収納してもう忘れているような物

・もう使えへんような物

・おじいちゃんおばあちゃん、先祖代々が遺さはった物

も入っていますでしょ。

私たちの心も 『蔵』 と同じで、

・自分が経験したこと

・思ったこと

・考えたこと

・見たこと

・聞いたこと

・話したこと

がしっかり入っております。

もう自分で覚えていないことも全部入っておるんですね。

それだけでなく、 先祖の方々が

・見たこと、聞いたこと、話したこと、思ったこと、経験したこと

まですべて入っているのです。

生まれたときすでに、「心」の中には、

お父さんお母さん、お爺ちゃんおばあちゃん、

そして先祖代々の「荷物」を

蔵の中に入れているのです。

私の『蔵』、すなわち「心」というものは他人がつくってくれるわけじゃないんです。

自分の「蔵」は自分がつくっていくということです。

「蔵の違い」が「一人ひとりの見えてる世界」を変えてしまう

私たちは常に物を観て生活しております。

「観る」というのは、観音さんの「観」ということですが、

物を観ますときに、一遍、自分の「蔵」を通して観ているのです。

自分が色づけしたものを実は今、観ている。

こうして私の話を聴いて頂いていますが、

今までみなさんお一人お一人が

ご自身の「蔵」の中に入れてきはった「材料」を通して、

私の話を聞いております。

だから、私の話の受け取り方がお一人おひとり違うわけです。

この前、寺山修司という方の本を読んでいましたら、

「しょうもない本はない。ただし、しょうもない読み手はおる」

と、こう言ってはるのですわ。

私これ読んで、ドキッとしました。

これは何かと言ったら、

読んで受取る私たちの「蔵」の事を言っているんです。

猫でもそうです。

お腹の空いた猫の前に、小判と焼き魚を置いてみなさい。

この猫、どっちをくわえていきますか。

小判を加えて逃げていく、気の利いた猫、私知りませんわ。

ということは、猫の「蔵」の中には、小判の存在がないんです。

だから小判が見えていても、観ていないのです。

聞いても聴いていないのです。

スーッと抜けるんですな。

この「蔵」の違いによって、観ている世界が違うんです。

私の「蔵」をつくっている「材料」と心の二重構造とは?

私たちのご縁は、遡りますと、40億年前、

地球上に命がひとつ誕生したところまでつながっているわけです。

そこから一遍も途切れたことがありまへん。

どこかで途切れていたら今私はここにおりませんからね。

実は、「蔵」をつくっている「材料」があります。

赤ん坊はそれを自分の「蔵」の中に入れて生まれてくるわけです。

それを仏教では、「本有種子(ほんぬしゅうじ)と言います。

そしてみなさんがこの世に生まれてきて、50年、60年、70年と人生を送ります。

そうしますと、50年、60年、70年の間に

経験した事、観たこと、聞いたこと、話したこと、思ったこと・・・

すべてがまた「蔵」の中に新しく入ってくるわけです。

それを「新熏種子(しんくんしゅうじ)と言っております。

そしてこれが最も恐ろしいことなのですが、

「新熏」という種子、すなわち、

自分が心で思ったこと、口で話したこと、体で行ったこと、

それらのことが「蔵」の中に一度インプットされると消えないのです。

一つも消えません。

だから、自分の体が行う、

口で言う、耳で聞く、目で見る、心で思う

というのは大変なことなのです。

特に心で思うことは外からはわかりません。

「あいつ、電信柱で頭を打ちはったらいいのに」 と、

嫌な相手に対して思ったりしますでしょう。

そう一度でも思ったらもう消えません。

人が聞いているとか聞いていないとか関係ないのです。

そういうわけで、

どんなことを思い、どんなことを言い、どんなことをしたか、

という「新熏種子(しんくんしゅうじ)」 

先祖代々からもろうてきた「本有種子(ほんぬしゅうじ)

私たちの心の「蔵」は、この2つの二重構造になっていおり、

これが私たちの「蔵」をつくっていく「材料」になっています。

ですから、自分の「蔵」は、自分がつくっていくのでございます。

ユングという心理学者は、

この先祖代々からもろうてきたものを「生命記憶」

あるいは「集合的無意識」と呼んでおります。

心という「蔵」にはなんでも入っています。

自分が経験したこと、先祖代々が経験したこと、すべてが・・・

***************

「蔵」という心のフィルターを通して、

私たちは、「現実」という世界を観ている。

「人間は現実の世界そのものを観ているのではなく、

自分が現実だと思った世界を観ている」

のです。

その「心の蔵」の中には、

自分が生まれてから体験してきたことすべてと、

先祖代々から蔵の中で保管されていたもの、

2種類の材料が保存されている。

ちょっと恐ろしくなってきますね♪

自分が思った、感じた、考えた、やった、言った、、、、

これらすべては、自分が忘れていることも含めて、すべてが「蔵」に貯蔵されていく・・・とは!!!!

「お天道様が見ている」とはよくいいますが、

ほんとうにその通りなんだと思います。

そして、なによりも、誰よりも、一番自分を観ているのは、

他でもない、自分自身ですよね♪

それがすべて「蔵」に貯蔵される。

良いこと、悪いことをしても、それが誰にもみられていなかったとしても、

自分だけは、バッチリと目撃しているのです。

徳を積むとは、

誰かに見られていようがいまいが、

自分自身だけは見ているのだから、

良い行いをすれば、自分の心も喜ぶし、

それが「蔵に貯蔵」され積み上がっていくんだぞ、

ということなんだと思いました。

-*-*-今日の輝く言霊-*-*-

私の『蔵』、すなわち「心」というものは

他人がつくってくれるわけじゃないんです。

自分の「蔵」は

自分がつくっているのです。

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